ハリケーンの被害は凄いニャン

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ハリケーン「イルマ」

過去最大級の勢力のハリケーン「イルマ」がカリブ海諸島をバリバリ通過していき、フロリダに上陸、大勢が避難を余儀なくされました。上陸前の予測モデルがはじく中での最悪のケースは避けられましたが、それでも経済的な損失は大きな金額になりそうです。その裏側では保険会社の保険金支払いもまた、大きな金額になるのは間違いないでしょう。
さて、保険会社もその保険をすべて自分で引き受けているわけでもなく、リスクを外部へ移転しているケースも多いです。そのひとつがCATボンドと呼ばれる金融商品です。

CATボンドとは?

CATボンドとは、猫の生存状態によって保険金が支払われれる債券のことです。いわゆる「シュレーディンガーの猫」問題を解決するために生み出されました。本来、観測するまで猫の生死が分からないのですが、その50%のほうの損失をヘッジできる(ry

CATボンドとは、Catastrophe(大災害)ボンドのことで保険契約を裏付けにした債券です。CATボンドの保有者は高い利回り(保険料に相当)を享受できる代わりに、自然災害によって保険金の支払いが発生した際にはその元本が毀損する、ということになります。他の金融商品と相関が無い、というのも魅力です。詳しくはYahoo!でググってください。

ハリケーンとCATボンドの関係

今回のイルマの影響でこのCATボンドの価格がどうなったかというと、当然大きく下落しています。CATボンドの裏にある保険は、米国のハリケーン被害に掛けられたものが多いからです。CATボンドそのもの価格は再保険会社が出していてなかなか見つけられないので、CATボンドに投資する投資信託の基準価額をば見てみましょう。おそらく、日本で唯一のCATボンドに投資する投資信託が、T&Dアセットマネジメントの『リビング・アース戦略ファンド』です。

あまり知られていないのもそのはず、ニャンと購入できるのはニャーゴ屋本拠地・東海東京証券のオルクドールという富裕層向けブランドの顧客だけ、というセレブな投信です。オルクドールについてはYahoo!でググってください。ちな、東海東京証券には『乙女の財布』というサイトもあって、私はよくチェックしてます。乙女の財布を覗き見る背徳感があっていいんですよね。

では、ここでリビング・アースの基準価額を見てみましょう…。画像お借りします。

崖…。一日で▲13%です…。「リビング・アース戦略ファンド」の基準価額の下落について

というわけで、ハリケーンが来るのか来ないのかは分からニャーゴですが、来る~CAT 来る~で来たときは怖いニャンということでした。

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