iDeco イデコのデメリットの話

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iDecoが盛り上がってるが

個人型確定拠出年金(iDeco イデコ)の推しがすごいです。行政主導の制度なので官民で資産形成を推し進めるということなのでしょう。どれくらい推しがすごいか、また、そのメリットはYahoo!でググってください。

しかし、あえて私は万人にiDecoをおすすめしません。じつは結構なデメリットもあります。理由を挙げていきたいと思います。

1.60歳まで引き出せない

最大の特徴にして最大のiDecoのデメリットです。年金なので60歳以降でないと引き出せません。

老後の資金を貯めるには「だが、それがいい」と言うお金のアドバイザーもいますが、それは単に感覚・印象の問題であって、流動性がないことは間違いなくデメリットです。この先、60歳になる前に様々な突発的な支出があるでしょう。ながらスマホの自転車にぶつけられて大ケガをするかもしれません。子どもが友人宅の高価な壺を割って弁償しなくちゃいけないかもしれません。

年金は積みあがっているんだけど、それを必要な時に使えないという状況に陥る可能性があります。それで金利14%のカードローンを使うなど本末転倒すぎるでしょう。

何十年にもわたって資金がロックされる、というリスクは理解しておくべきです。もちろん、十分な蓄えがある、今後も潤沢なキャッシュインが見込めるという事であれば問題ありません。

2.節税メリットが強調されているが、均すとたいしたことない

マネー誌、マネーサイトでしきりに叫ばれているのが税メリット。拠出金は全額所得控除になるので、節税になるというものです。

たしかに税メリットはあります。ですが、受け取りまでの期間で均すとそれほど大きなものではありません。例えば30歳で税率20%の人がiDecoに加入し掛け金を掛けたとします。初年度の拠出金に対して確かに20%の税控除があります。単年では20%のリターンのようなものですから凄いです。しかし、初年度の掛け金に対して残り29年は何もないです。単純に20%/30年で年率0.67%、複利だと年率0.61%の税メリットに過ぎません。もちろん『ゼロ金利環境下で確実に0.6%30年も運用できるのがメリットなんだ』という考えもあります。

ちな、JGB30年はだいたい0.8%です。住宅ローンの金利はだいぶ低いとはいえ0.6%より高いですね。税メリット全面推しはちょっと不思議です。

3.課税所得が減る

前述の項目とも関係しますが、掛け金の分だけ課税所得が減りますので、場合によっては住宅ローン控除の恩恵をフルに受けられないことがあります。iDecoはキャッシュアウトを伴うのに対し、住宅ローン控除は純粋に減税になるので、これは非常にもったいないです。

また、ふるさと納税の納税可能額が減る影響があります(微々たるものですが)。

老後の資金を貯めとくのが良いのか、今、ふるさと納税で牛肉をもらって食べるのがいいのか。私は牛肉派です。現世利益&減税利益です。

4.年金受け取り時の課税に注意

積み立てたiDecoの受け取り方で税金が変わってくるので注意が必要です。一時金でまとまった金額を受け取る場合、退職所得として課税されます。退職所得控除は大きいのですが、勤務先からの退職金も合算での控除枠ですので、大企業に長く勤めている方は控除枠をはみ出てしまい、せっかくのiDecoにも課税される可能性があります。

結局は人によりけり

いかがでしたでしょうか?() 推しサイトはメリット強調で、上記のデメリットを説明しているところは少ないように思います。

①この先のキャッシュフローを窮してまでiDeco優先で拠出する必要はないこと ②掛け金の税メリットより、運用益の税メリットを重視すること(なので債券系より株式系の商品を選ぶべきと、個人的には思う) でしょうか。FPさんからは激おこされるかもしれませんが、万人におすすめできる制度ではないように思ったので書いてみました。

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