マーケットにいつもの相関が戻った…気がする…?
2月頭からのVIXショックで株と為替と金利とがあっちこっち動いていたのが、ようやく落ち着いてきた気がします。
株の高値警戒感からのVIXクラッシュで調整が続きそうな雰囲気はしますが、金融システムがどうとか景況感が腰折れとかそういう話でもなく。企業業績も経済指標も堅調に推移しております。黒ちゃんの出口まっしぐらだったり、トランプの「関税掛けるぞ、な?」や欧州の政治ネタで上げ下げしてますが、しだいに落ち着くでしょう。
株が上がれば円安になるし、株が下がれば円高になるし。米金利と為替の連動も戻るのではと思います。
金利上昇でもマーケットが落ち着くならば
VIXショックの要因はよく分かりませんが(というより完全に説明できるものはない)、一つの背景には米国の金利がどんどん上昇していったというのがあります。金利が上昇すると企業業績に悪影響があるのではないか、米国債の下落で損失を被った機関投資家がいるのではないか、その投資家が損切したためUSDは下がるのではないか、相場の下落でリスクパリティ戦略が株を売るのではないか等々、連想ゲームが捗ります。
逆に考えるんだ…ではないですが、現在の米国10年金利って、2.9%と上昇が続いていてやばいやばい言ってた2月頭の水準と同じなんですよね。んでもマーケットは徐々に落ち着きを取り戻してますし相関が戻ってきているということで、もしかしたらリスクパリティや機関投資家の損切が済んだのかもしれないし、そもそもそんなものなかったのかもしれませんが、VIXショック以前に戻りつつあるとみています。
ここからは政策金利と保護主義ネタ
元に戻るということはUSD主体で米国の金融政策が主力ネタになりますし、そこにトランプのドル安高が望ましい発言、関税発言がちょいちょいあるのかなと。
為替は、マーケットにリスクを取る余力が戻るとみてクロス円のロング~、株は買い~。上を買わないけど下ツッコミは買い向かうて感じで。