令和元年おめでとうございます。本元号もよろしくお願いいたします。
さて大型連休も折り返しですがいかがお過ごしでしょうか。
連休に入る前にFXでスワップポイントを大量に貰おう、みたいなツイートや記事が出ておりました。Yahoo!でググるとたくさん出てくると思います。空気の読めないワイはドヤってマウンティングでこういうツイートをしてしまうのですが…。
スワップ付与日数が異なる業者間で 配信されるレートが同じかどうかがポイントですね スワップ付与日数が異なる→value dateが違う という建て付けなら 2社間のレートが違うので。そうそう簡単なアービトラージは無いものと思料 https://t.co/amnApNTmde
— 🎏たかはと🎏 (@takahato) 2019年4月23日
FX会社かて穴を突かれて損なんて絶対に認めないので色々とやってくるはず(はず 🤔 FX会社はやろうと思えばなんでも出来ますからね 相対取引ですからね 約款でも書いてますしね 好き勝手出来るって
— 🎏たかはと🎏 (@takahato) 2019年4月23日
Value dateとかトモネのスワップとかなんとかとか、FX民に理解してもらえるように説明するのすごく難しいのであきらめてますが(´・ω・`) 一つ言えるのは、スワップポイントタダ取りのような単純な裁定取引はほぼ無理なわけで…(うっかりさんなFX会社がいたら穴を突けるかもですが)。
今回の大型連休で11日分がスワップ付与されるような際はスワップ付与のタイミング(value dateが変わるタイミング)で(スワップ以外の要因が無いならば)レートもそのスワップ分調整されちゃいます。
さて、スワップポイントに絡んで、今日は日々の適正なスワップポイントの調べ方を書こうと思います。
USD/JPYの1日当たりのスワップポイント FX会社によってばらつきがありますが、だいたい80円前後のようです(1万通貨あたり)。しかし、FXの卸市場とも言えるインターバンク市場ではどれくらいの水準なのでしょうか? その謎に迫るためにわれわれはアマゾンへ…ではなくforward市場を見る必要があります。
Investing.com からお借りしましたがこちらがUSD/JPYのforward市場のレートです。見方が全く分からんちんだと思いますが結構単純です。TNはtomorrow next、SNはspot next 、それ以降は1週間、1か月と伸ばしたレートを表します。FXのスワップポイントで使われるのは赤枠で囲ったSN spot nextのレートです、たぶん。
USD/JPYの取引をspot next(翌営業日)まで伸ばした場合、-0.91のコストがかかりますと読みます(ロングだと0.91貰い、ショートだと0.99支払う)。まんま0.91銭なので1万通貨当たりのロングした際のスワップポイントは91円付けばインターバンク市場と同じ水準ということです(USD/JPYのレートは111.50あたり)。
たぶんFX会社さんには不都合な真実…。もちろん、インターバンクとFXは似て非なるものですし、仕入れ原価と小売価格とは違うのは当然ですからスワップ水準も異なっていても問題は無いのですが、本来ならこれくらい…というのは知っておいて損はないと思います。(原価厨になってはいけませんが)
みなさんのお使いのFX会社のスワップポイントはいくらですか?