2013年にヒットした『半沢直樹』。あの半沢直樹の続編が7月から放映されるのをご存知でしょうか?
「やられたらやり返す。倍返しだ!」はめちゃ流行りましたね。たぶんTwitterでは大喜利も山ほど行われたと思います。前回の半沢直樹は子会社証券への出向が言い渡されたところで終わっていましたね。続編はその子会社証券での物語になるそうです。
さて、物語の中で地獄送り、檻送りの意味で出てくるのが出向であります。「出向したら負け、ゲームオーバー」みたいな描かれ方をされているんだのも、本来は左遷的な意味はなく、前向きなもの(公官庁への出向、子会社の役員になって経営を学んでくる、同格の友好会社に出向して人材交流 など)もあるんです。けどやっぱり左遷的なものの方が圧倒的に多いです。
私が立ち会ったことのある出向ですが。
40代半ばの融資課長K氏。もともと本部の審査部で大口案件の審査を担当していたのですが、異動で支店勤務に。現場が久々ということもあって、審査マンらしからぬポカを連発、顧客からもクレームが入る。部長とも折り合いが悪く、着任1年半で取引先の某スポーツ用品店/財務部長のポストへ出向。
出向は何も中年だけの話ではありません。若手でも容赦なく襲い掛かってきます。
私と同期入社のWくん。新卒入社2年目の冬、子会社系列の消費者金融へ突然の出向…。まだ若年層なので宿泊の集合研修がたびたびあるのですが、そのたびに消費者金融のゴリラ上司に「研修ってなんだよ、それ? サボってんのか?」と恫喝されながら「いや、業務ですから…」と説得してなんとか研修に来る始末。
おれは メガバンクに入っていると思ったら いつのまにかサラ金に入っていた
な… 何を言っているのか わからねーと思うが
おれも 何をされたのか わからなかった…
ということです。怖いですね恐ろしいですね。それではさいならさいなら~。