弱かった雇用統計
8月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が15万6000人増と事前予想を下回り、失業率も4.4%と0.1ポイント上昇と奮わなかった。直後はUSD売りで反応したものの、すぐに全モ。ECBからテーパリングはゆっくりダラダラやらせてという話があったようで? ISM製造業も強かったしね。雇用統計発表前よりUSDは高い水準で終わってる。
FED年内利上げはあるか
当面は金融政策がポイントになる。ポイントというか大きな流れは金融政策で決まると言っていい。北からのミサイルの話もあるが、あっという間に消化してしまった。発射当日はギャース!な雰囲気があったものの、何事もなかったかのように全モ。VIXかて10ですよ。
ではFEDの年内利上げはあるか。いつも読んでるロイターニュースから。
私も同じ意見でもうちょっと利上げを織り込みに行ってもいいのでは、と思う。
マーケットの利上げ織り込み具合の調べ方
そもそもマーケットが今どれくらい利上げを織り込んでるのか、ですが。ずばり、FEDの動きをそのまま表す金利先物があるので簡単に見ることができます。ブルームバーグなど情報端末が無いと見れないわけでもなく。こちらおすすめです。CMEの日本拠点様、ありがたやありがたや。
「CMEの FedWatch ツール を使って、FOMCでの政策金利変更の可能性について、最新の実現確率を把握する」
FedWatch toolの上のタブはFOMCの日程です。注目されているのは12月なので「131217」のタブをクリック。ちょっと画像お借りしますよ。
100-125は利上げ無しの現状維持の割合:59.2%
125-150は0.25%利上げの割合:39.5%
難しいことはないでしょう。6:4 で利上げ無し派が多いってことですね。たまにチェックすると雰囲気が分かってよいと思います。偏りすぎも逆の結果になったとき動くので要チェックや ですね。この先物自体を取引するにはCMEにアクセスできる証券会社が必要で、個人でやるにはハードルが高いですが、興味のある人はインタラクティブブローカーズ証券でやってみてどうぞ。
結論
年内利上げは6:4でちょい据え置き派が優勢だが、逆転もあると思う。逆に言えば織り込み余地があるということ。
でも現時点では何もイエレン…。