為替ディーラーの一日 【本音編】

インターバンク
Spread the love

 

前回は為替ディーラーの一日【建前編】をお送り致しました。建前があれば本音もある、というのが世でして今回は本音、実態になります。何年も昔の話ですし、もちろんですが人により会社により職位により でまったく異なります。あぁこんな感じなのかぁって楽しんでもらえれば幸いです。

05:57 起床
以前は5時に起きてNY市場の動向を確認していたが、最近はギリギリまで寝てる。ちなみに第一次目覚は5:00、第二次は5:30、第三次は5:50、第四次は5:57と延びていく。通勤電車ではガン寝が基本です。

07:25 出社
まずは、自分の分とチームの今朝までの収益の報告。
昨日は米指標がびっくりするほど悪い数字で、リスクを取っている自分のポジションは相当傷んでいる。
おそらく20百万円は飛ばしているだろう。が、色々と理由をつけてそんなに損は出てないとすっ呆けてお茶を濁す。
その後、こまごまとした事務を片付けて、ようやっと相場を見ることが出来る。
チームの若手が朝ごはんを買いに行ってくれるので、お茶と牛乳と納豆巻をオーダーする。納豆巻大好き。

ロンドン・ニューヨークや各社から送られてくるレポートに目を通すが、正直マーケット概況はどこも同じ内容なので、おまけのコラムのほうが楽しみである。他の銀行のディーラーと情報交換なんてこともなく、黙々とポジションの管理と大きなフローの確認をしていく。

既にウェリントン・シドニーは開いているが、ほとんど動かないのでニュースを見たり、ツイッターをやったり。

盛り上がるのは公表相場決定まででそれ以降は結構暇。インターネット、新聞、週刊誌、コンビニにおやつを買いに行く(歌舞伎揚げ、蒟蒻畑、ジャイアントコーンなど)、読書。時間を潰す。

12:00 昼食
お弁当を自分の机で食べる。その後はお昼寝タイム。

16:00 欧州勢が参加
夕方になると欧州勢が参加してくる。一番マーケットが厚くなる時間帯。 唯一仕事が出来る時間
休暇を取るのでポジションを整理しなくてはならず、EURUSDのSWAP取引を行う。
マイクのスイッチを入れると、ブローカーとスピーカー越しにダイレクトで話すことが出来る。

「EUR  1Y  100本 2 way で出る?」
「お待ちください…(しばらくして) 94/95です!」
「ユアーズ」
「お待ちください…ロンドンからです」
「はーい」
「……………」
「おいっ、どした?」
「すいません。…」
「なんじゃい?」
「…す、滑りました…」
「マジ?すぐに打ったじゃん」
「すいません。ロンドンのブローカーとのミスコミュニケーションで…」
「ないわーあり得ないわ。坊主ね。いや、片方の眉毛剃ってきて」
「かんべんしてください…」

その後、ブローカーをきつく叱って、19:30頃には会社を後にする。
今日は一日で40百万円損したので、帰ってヤケ酒じゃい。


インターバンク
声で取引するボイス・トレード
Spread the love

Spread the loveFXではほぼ100% ソフトウェア、スマホアプリを通じた電子取引が当た …

インターバンク
為替ディーラーの一日 【建前編】
Spread the love

Spread the love今回は趣向を変えて、インターバンクの為替ディーラーがどんな一日を過ごし …

インターバンク
為替のヘッジファンドとインターバンク市場の件
Spread the love

Spread the love梅雨が鬱陶しい季節になりましたがいかがお過ごしでしょうか? この季節は …