わいの銀行員日記⑥‐1 新入社員合宿

銀行員日記
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3月も下旬。期末の数字の進捗どうですか? 材料追い込んでますか?

偉い人は「期末の追い込みだ!」と言いますけど、新年度に入った途端に「期初ダッシュだ!」て言われるの分かっているので、モチベーションがもにょもにょしますよね。

さて、4月は出会いと別れの季節、新たなスタートを切る人も多いことでしょう。わいの銀行員日記では、研修所にやって来て最初の仕事が床屋に行くことだったのをお話しましたが(わいの銀行員日記① 新入社員? そんなの放っとこうや)、肝心の研修内容は何も記述が無いので今回はそのことをば。4月から銀行で働く学生が見ている可能性も微粒子レベルで存在していますので、少しでもお役に立てればと思います。

床屋から返ってきたわい。頭もすっきり、郊外にある大きな研修所で1か月泊まり込みの新人合宿研修の始まりです。前の記事でも紹介しましたが、1カ月4人部屋の共同生活…。

メガバンクは総合職300-400人くらい採用していると思いますが、当時は就職超氷河期、不良債権、公的資金、国有化の時代で採用人数150名ほどでした。今ほど社会の女性活躍云々の問題意識も高くなく、ESGなんて言葉もなく。150人中女性はわずかに8人…。要はむさい男どもと1カ月共同生活、寝るのも一緒、学ぶのも一緒、ご飯も一緒、お風呂も大浴場で一緒。何もないわけがありません。アッー!

一クラス40名ほど。自己紹介から始まり、いわゆるビジネスマナー(お辞儀とか名刺交換とか電話応対とか)をやり、日経新聞の読み方をやり…。1週間くらいしてようやく金融・経済の講義になります。そこからお決まりのロールプレイングです。架空の会社の決算書を渡されれます。こんな感じです。

墨田区の某駅から徒歩3分。昔ながらの商店街にある『ボナール』は、特製バターロールが評判の地元民に愛されるベーカーリーである。年商7000万円。順調の伸びており、オーナーパン職人の鈴木社長はより多くの人に自社のパンを食べてもらいたいと考えている。取引銀行は青井銀行がトップシェアで60%、赤井銀行が20%、自行は取引が始まったばかりだ。

みたいな感じです。一応ちゃんとした財務諸表分析もあります。

別の部屋にその会社の事務所を作って、そこに営業訪問してくる、までがロールプレイ。事務所に見立てた部屋には(わざとらしく)壁に近隣の地図が張って合ってカラフルなシールが貼ってあったり、空き店舗のチラシが置いてあったり…。(要は新規出店を検討していると理解しろ、ということです…)。社長役はゴルフクラブを振って待っています。(要は雑談するならゴルフネタを振れ、ということです…)

このロールプレイで強く印象に残っているエピソードがあって。話が進むと新規出店に係る融資を提案する様式美になるのですが、その提案書を持って行った時の事。わいのチームの東大出身の桑田くん(仮名)が金額と金利を決めたのですが、新社会人のくせにおっさんみたいな考え方をして『企業には銀行のシェア割りがあるのだ。なので新規資金を100%うちで出すことはしない。メインバンクと組んでシンジケートローンにしよう』とか言い出すのです(いろいろとお察しですが1週間前まで学生だったのでご愛敬です)。

総額1500万円 3行引き受けのシ・ローンのプロポーザル…。その提案にパン屋の社長、鈴木が出した答えは!?

続く…

 

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